サラクエル調査団 Act6 ~天使の泪~

Britannia Times 号外!

怪盗バニー VS 探偵Zenon! 宿命のライバルLycaeumで相まみえる!

ちまたを騒がせている怪盗バニーが、今度は智の殿堂Lycaeumに現れた。今回の狙いは新たに収蔵された魔術書であった。 通報をうけ現地へ急行したのは、ご存じ名探偵Zenon氏である。 幸いなことに、盗難がすぐに発覚したために、バニーはムーングロウ内に潜伏することとなり、全国民が注目する、怪盗バニー VS 探偵Zenonの一騎打ちの様相となった。 知力の限りを尽くした一騎打ちの末、魔術書は取り戻したものの、バニーを取り逃がしてしまい、痛み分けと言える結果に終わった。 このところ、バニーが逃走の際、正体不明のモンスターを召喚していることが指摘されている。捜査陣としては頭の痛いところではあるが、国民の間では更にヒートアップする二人の闘いから、ますます目が離せないとの声も聞こえてくる。 果たして、二人の闘いはいつ終わるのか? メディアとしては不適切な表現かも知れないが、この彗星のように現れた英雄と稀代の怪盗の闘いを、まだまだ見続けていたいと思わせる、そんな二人の一騎打ちなのだ。 新たな動きが見え次第、続報をお送りする。  

 

倭国EMホール執事Swansonは街で配られていた号外に目を通していた。

「ふぅむ……今回の依頼はこれですか……しかし」

いつになく気乗りのしない表情でSwansonは号外を机に置き、横にあった依頼状を手に取った。

さっき読んだ文面をもう一度読み返し、最後に書かれた依頼人の名前を見て、深くため息をつく。

―― サラクエル調査団 首席調査員 Marco

悪人には見えない……が、魔界なる未知の領域に通じ、しかもその目的が今ひとつはっきりしない。冒険が波乱に富んだものになるのは構わない。しかし、ここEMホールで依頼を受け、冒険者との間を取り持ち、送り出すからには、依頼の裏に、彼らを悪用しようとする邪な意思があってはならない。

しかも、前回はこともあろうに、このEMホールに魔界の手のものと思われる怪しげな道化師の侵入を許すという、Swansonにとって耐えがたい失態を犯してしまった。

しばらく考え込んでいたSwansonだったが、やがて顔を上げた。

彼は一体何者なのか?

ラクエル調査団とはなんなのか?

EMホール執事として自信を持って冒険者を派遣できる相手なのか?

黙って考えていても、何も解決しないことを、Swansonは知っていた。

「簡単なことだ……解決するには、これしかない」

彼は決心を固め、ペンを取るのだった。

 

 


 

 

日時 :

2014年6月21日(土) 20:30~

場所 :

Nujelm倭国EMホール

ブリテイン第一銀行近くのゲート、またはニューヘイブンに当日設置される臨時ゲートよりお越し下さい。

イベントご参加のみなさまへのお願い・注意事項

◆ イベントチャンネル “Wakoku EM Event” にお入りください。 ◆ 当日は戦闘準備のうえお越しください。 ◆ なるべく貴重品は持ち込まないよう、お願いいたします。 ◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。

  • イベント進行の妨害、かく乱行為。
  • EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。

◆ ロールプレイ中は、ロールプレイキャラクターの周囲を空けてくださるようお願いいたします。 ◆ ロールプレイ中の召喚魔法のご使用はご遠慮ください。 ◆ 皆さまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!