EM執事Walterの事件帳~大工Josephの場合~

Prologue

暑かった夏の気配もすっかり姿を消し、今朝などは「そろそろ愛用のカーディガンをクローゼットから出さなければ」と思わせるほどの空気が、部屋の隅にしつらえた小さな執務コーナーに腰掛ける、EM執事Walterの周りにも漂いはじめました。そろそろ昼食の準備に取り掛かろうと椅子から腰を上げたその時、玄関の呼び鈴がなり、一通の手紙が新米EM Spicaの元に届けられました。

2日前に受け継いだばかりのこのEMハウスは、ポストがまだ設置されておらず、引越しの荷物や貼り替えを待つ壁紙などが床に無造作に置かれたままになっているために、郵便配達夫は少しものめずらしそうに周りを見渡した後、Walterを待たずに手紙を玄関ホールの床に置くと、すぐにきびすを返して忙しそうに去って行きました。

Walterは手紙を拾い上げ、送り主の名前を確認しようと封筒の表裏を確認しましたが、そこにはあて先だけで送り主の名前や住所は記されておりませんでした。ただ、うす桃色の封筒と丸い文字が、送り主が女性であることをぼんやりと知らせていました。

この仕事に着任して初めての手紙をWalterから手渡されたSpicaは、緊張し一瞬ひるんだ様に見えましたが、ゆっくりとうやうやしく手紙を開封し読み始めました。Walterがその横顔を見つめているさなか、みるみるSpicaの表情が険しくなり、おもむろに手紙を床に叩きつけると、驚きを隠せない彼の方へ顔を向けて言いました。「Walter、すまないが、すぐにこの手紙の主の事を調べてもらえないだろうか?」・・・・

*この物語はフィクションです。ブリタニアに実在の人物、モンスター、ダンジョン、事件とは一切関係ありません。


◆日時: 10月25日(木)22時開始 ◆集合場所: 倭国ニュジェルムEMホール ☆ニュジェルムEMホールへはブリ第1銀行前の常設ゲートをご利用ください。


☆みなさまへお願いとお断り☆

◆ チャットチャンネル Wakoku EM Evevt(#なし)にお入りください。 ◆ 予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品などは持ち込まないよう、お願いいたします。 ◆ 戦闘、移動可能な装備でお越しください。 ◆ ロールプレイキャラクターの周囲は開けておいてくださいますよう、ご協力をお願い致します。 ◆ 以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。 – イベント進行の妨害、かく乱行為。 – EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。 みなさまのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!